この数ヶ月読んだ中で一番良かった本。
「ハームリダクションとは何か」
薬物依存症業界では、知らない人はいないほど有名な
松本俊彦先生と、古藤吾郎氏、上岡陽江氏の著書。
書かれている内容全てが素晴らしくわかりやすいのですが
一番良かったのが、鳥山絵美さんの章。
ハームリダクションとは、単に害を減らすためだけではなく、つながりを作る場なんだと言う事が書かれています。
「依存先を増やしていく事。」
アメリカのメサドンホスピタルの光景がまた蘇ってきました。
耳鍼を受けに来るたくさんの人々。
ヘロインでヘロヘロの女性を椅子から起こしているヘロイン使用者。
ハイタッチしてハグハグしてる、ガードマンとヘロイン使用者。
チャーミングな笑顔でみんなに挨拶してるヘロイン使用の老女。
なんか、みんな仲良しっぽくて、楽しそうだったんです。
私もそんな施設作りたい。