やっぱり知って欲しい「裏神門」のお話

2015年のNADA USAカンファレンスで発表された

” Reverse Shenmen(裏神門)”は

2つの新しい分野への足がかりになりました

 

1つは「発達障害への耳ツボ」

2つ目は「NADA USA 耳粒(Ear Seeds)部門発足」

 

NADA JAPANのHPや私のFacebookでもご紹介させていただいたこともある

「裏神門」というツボは

ちょうど「神門」の裏側にあるツボです。

このツボには、鍼ではなく耳ツボのシール(日本ではマグレイン等)を貼付します。

 

このツボの効果について、まずこの2枚の絵をご覧ください。

 

     

これは、アンドレアという、ダウン症でADDの14歳の少女が描いた絵です。

“ダウン症候群、眼球振とう、ADDの14歳の少女。

眼球振とうのため、階段を降りるのが困難。友達ができず、人と打ち解けにくい。

裏神門に耳粒を貼る。左は耳粒開始時の絵。右は7ヶ月後、彼女の描いた絵。

階段は数段を一度に降りることができるようになった。” 〜From Guide Points July/Aug 2015 NADA U.S.A

 

私がこの絵を見て感じたことは、

アンドレアにとって、目に見えた症状の改善だけでなく、

彼女の心の世界が劇的に変わった、ということです。

 

また、アンドレア以外にも発達障害児に対して行われた「裏神門」について、

”Guide Points July/Aug 2015 NADA”の記事からの転載です。

 

ダスティン

4歳でリタリンを処方、怒りっぽく集中力の継続は5秒以内。

薬の副作用で昼間はほとんど何もできず、夜になると薬の離脱症状を起こす。

14歳でデキセドリン、リチウム、カタプレスを服用。

ダイエットやあらゆる治療法を試みるが成功なし。

5NPの初回治療で睡眠と行動パターンが1週間以内に改善される。

血圧とうつ症状も数週間以内に改善される。

耳粒は毎週貼っている。デキセドリンは止めたが学校内での友人との仲が改善される。

2年以内に運転免許の勉強、乗馬、パートの仕事を見つけ、小学生の家庭教師を数時間こなせるようになった。 〜From Guide Points July/Aug 2015 NADA U.S.A

 

裏神門については、まだまだ始まったばかりですので、

どういった効果が、どのような方々にあるのか

未知な部分が多いですが

何か役に立てることがあるのではないかと思っています。

耳の裏にポチッと耳粒シールを貼るだけのの簡単な施術ですので

お母様方にも覚えていただきやすい、というのもメリットですね!

 

この「裏神門」からきっかけで

それまで「鍼」がメインだったNADA USAにも「粒部門」を設立しよう、

という流れになっています。

 

実際、鍼は苦手だけど、粒を貼るだけなら大丈夫、という患者様は多いです。

そういった方々に向けて、あるいは医療従事者以外の方にも耳ツボを広めるためにも

NADA JAPANでも耳粒部門を発足しようと思っています。

アメリカって、こういうのがオシャレです。

こんなポスター作りたいな。